【2つの瞑想】あらゆる悩みを持つ者へ、心体を整え楽に軽く生きたい者、2重苦を止めたい者へ

この記事はストレスや鬱、精神疾患、自律神経の乱れ、後悔、自己嫌悪、不安、怒り含むあらゆる感情、などに悩んでいる方や、心体を整え軽やかに生きたい方へ、脳の生み出す迷いに反応しない方法として瞑想を紹介する。この瞑想方法は、比較的コツを掴みやすいかつ、効果を感じやすいと思っている。

この記事は以下の2つの記事を見てからの方がより理解できる。だが、まず瞑想の方法を見てみたい方もどうぞ。

この記事で、軽い、重いの違い、今後の地球の変化によって、この2つ欲求(2重苦)だけは手放していく必要があると伝えた。

更に、この2つの欲求(2重苦)は脳や自身のエネルギー狂わせ、重くする。そうならないために、自分が楽に生きるために、脳のクセを直していくこと、エネルギーを整えていく事が必要だと伝えている。そして、その方法として瞑想が効果的であり、突発的な反応に対してはお経が効果的だと伝えました。

今回、瞑想方法の深掘りと、もう1つの瞑想方法をお伝えするとともに、効果の現実的な側面も含めてお伝えする。

目次

前提 脳は苦しみや幻想を作り出す、そして脳は疲れていく

人間は現実に起きていないことを不安に思ったり、勘違いしたりと苦しみを作り出す。もちろん、現実的に目の前に実際にある悩み、苦しみもあるというのは前提の上だが、未来への不安や恐怖で潰されてしまい、今の自分にできることすらできなくなってしまう場合もある。

更に現代では時間、お金、人間関係とあらゆる悩みに追われ、今現在、今ここに意識がない状態になりやすい。

そのため、人の意識があちこちに飛び回りやすく、またストレスが多い。この意識が飛び回っている状態かつ高ストレス状態というのは、脳を疲れさせ、電気信号を狂わせてしまう。

脳の電気信号がスムーズに流れない状態を起こしている場合、幸福感の欠如や、脳の突発的な感情が我慢できなかったり、精神疾患や自律神経の乱れ、衝動とクセから引き起こされる”2重苦”など様々な苦しみを引き起こしやすい。そしてその2重苦等の行いがまた更に脳を狂わせるという悪循環、自家中毒を引き起こす。

現代の科学的にも、ストレスが脳の扁桃体という部位を拡大させる(情動、感情、恐怖、怒り等)ということが言われている。

また、強い恐怖やショックな出来事などがきっかけで、脳がパニックを起こす場合もある。

脳がストレスやパニックなどでエラーを起こすと、実際にないはずの身体的痛みさえ引き起こすことができると言われている。

こういう状態から起きる悩みの多くは、脳が作り出している。

2つの瞑想法

第1の瞑想 鼻から脳へと呼吸の流れをイメージする

以前の記事でお伝えした通り、ひとつめの瞑想は主に呼吸が鼻から頭へと流れていくイメージと感覚に集中させる瞑想だった。

第1の瞑想は、短時間の瞑想に比較的向いている。例えば、デスクワーク中の休憩時間など短い時間や、コーヒータイム中など、一瞬で脳や感情を整えるなら第1の方が向いている。もちろん、長時間でも問題ない。

呼吸は吸う時3〜5秒、吐く時5秒〜8秒程度かけ、ゆっくり呼吸する。それを踏まえて、目を閉じ、以下を行う。

  1. 息を吸う時、風が唇の上や鼻の入口辺りをくすぐっていく感覚を感じる(実際には見れないが、鼻入口あたりを見ているような感じ)
  2. その呼吸(風)が脳に行き頭上(おでこのあたり)に流れていくイメージをする。
  3. 今度は逆に呼吸が頭上から鼻へ降りていく、吐き出していくイメージをしながら息を吐く。
  4. 吐き出す時にも鼻の入口あたりを呼吸(風)が通る感覚を感じる(実際には見れないが、鼻入口あたりを見ているような感じ)

そして、”呼吸が流れていくイメージ”の部分を掴みやすくする方法として、ストローをイメージしてみてほしい。そのストローが鼻と脳の間に縦に真っ直ぐあるとして、そのストローの中を呼吸が上ったり降りたりしているイメージだ。イメージが掴めたら、ストローは必要なく、ただただ呼吸が鼻と脳の間を上ったり降りたりしているイメージに集中する。

一度呼吸の流れのイメージがつかめたら、あとは呼吸の流れ(上がる、降りる)をひたすらイメージし続けることが重要だ。

第1の瞑想で集中できない時のコツ

瞑想に慣れてきても、集中できない時もある。そういった時は、呼吸の秒数を数えてみるといいかもしれない。たとえば、吸う時は5秒、吐く時を8秒が自分の呼吸に丁度いいと感じるなら、上記の瞑想の、”呼吸の流れのイメージ”を行いつつ頭の中で吸う時5秒、吐く時8秒数える。
ただし、ある程度意識が落ち着いてきたら、秒数は今度は逆にノイズになってくるので、ただ呼吸の上がる、降りるイメージに集中する。

第2の瞑想 鼻からお腹へと呼吸の流れをイメージする

第1の瞑想は主に呼吸が鼻から脳へと流れていく感覚に集中させる瞑想だったが、次はお腹になる。

第2の瞑想は、第1に比べると最初は集中しづらいため、最初に第1から始め呼吸の流れをイメージをするという感覚やコツをつかんでから、第2を行うというのがおすすめだ。

第2のメリットとしては、長時間の瞑想、より深い瞑想に向いている。

呼吸は吸う時3〜5秒、吐く時5秒〜8秒程度かけ、ゆっくり呼吸する。それを踏まえて、目を閉じ、以下を行う。

  1. 息を吸う時、風が唇の上や鼻の入口辺りをくすぐっていく感覚を感じる(実際には見れないが、鼻入口あたりを見ているような感じ)
  2. その呼吸(風)がお腹に流れていくイメージをして、膨らんでいく感覚を感じる
  3. 今度は逆に呼吸がお腹から鼻へと抜けていくイメージしながらを吐く
  4. 吐き出す時にも鼻の入口あたりを呼吸(風)が通る感覚を感じる(実際には見れないが、鼻入口あたりを見ているような感じ)

こちらも、”呼吸が流れていくイメージ”の部分を掴みやすくする方法として、鼻とお腹まで1つのパイプが縦に通っているイメージをする。そのパイプの中を呼吸が行ったり来たりしているイメージだ。イメージが掴めたら、パイプは必要なく、ただただ呼吸が鼻とお腹の間を上ったり降りたりしているイメージに集中する。

そして、2つの方法とも、呼吸の流れをひたすらイメージし続け、集中すること。

そうすることで、脳がすっきりとする感覚があるはずだ。瞑想を日常的に繰り返すことで、脳の構造も変えていくことができる。

呼吸の流れのイメージと、体の感覚を感じることに集中し続けることで、脳の思考を減らして無にしていくことが目的となる。気づいたら違うことを考えていてしまっても、それは当然のことで、雑念に気づいたらその都度、また呼吸の流れのイメージに戻す、ということを続けていく。

第2の瞑想をより集中しやすくする方法

第2の瞑想をより深い瞑想へと集中しやすくするコツをお伝えする。

ただし、第2の基本を行い、腹式呼吸や、”呼吸の流れをイメージ”するという部分が掴めていないと、意味がわかりづらいので、上記の第2瞑想の基本方法をある程度行なってみた方へ向けてお伝えする。

この方法に重要なのは第2瞑想の基本の中で2点、呼吸の際の”鼻入口辺りをくすぐる風”と、”呼吸の流れのイメージ”の部分。

その方法とは、鼻入口あたりを空気がくすぐる感覚を感じ、鼻入口あたりに常に意識を向けつつ、一方で脳の片隅で、同時進行で鼻からお腹へと”呼吸が流れていくイメージ”を行う。

難しく感じるかもしれないがシンプルに、鼻入口の風を感じることに”常に意識を向けつつ”(常に見ているような感じ)、同時進行でイメージも行うということだ。

実際にやってみると、”鼻入口の感覚”と”呼吸のイメージ”は脳が分担して行なっている感覚があるかもしれない。

人は、作業(たとえば洗い物、物理的感覚を感じること)をしながら考えごとをしたりと同時進行するが、この方法は、その並行処理を一挙に瞑想へと集中し、意識、脳を整えるということになる。

この方法ができるようになると、第2の瞑想で集中しやすく、より楽に深い瞑想ができるようになる。

なぜこの2つの瞑想法が良いのか

第1の瞑想が脳と鼻、そしてなぜ次はお腹かと言うと、お腹のあたりには腸と胃がある。

胃も腸も、脳と電気信号的に繋がっており、相互関係にあると言われている。(胃脳相関、腸脳相関と呼ばれる、)

  • 胃はペースメーカー細胞という電気信号が繰り返し行われていること
  • その電気信号のリズムが脳の活動リズムとシンクロしているといわれている
  • そのため、胃の活動や状態が精神状態や感情を左右していることなどがわかってきている
  • 腸も第2の脳と呼ばれるほど多くの神経細胞が張り巡らされており、腸の状態が精神状態に作用していると言われている

お腹のあたりに意識を向ける集中するということは、そこに繋がっている脳も含めて、信号を落ち着かせる作用がある。

瞑想で呼吸の流れをイメージする部位(今回はお腹)に集中することで、その細胞を瞑想によって落ち着かせることができ、その部位の電気信号を整えることができる。

お腹周辺の電気信号が整うということは、脳の電気信号の安静にも繋がり、またその逆もあるということである。

なので、第1の瞑想と、第2の瞑想がある。

第1も第2でもその時に合った方を

基本的には第1の方が、素早くコツを掴みやすく、短時間でもすぐに脳を整えることに向いている。上記でも書いたが、デスクワーク中の休憩時間など短い時間や、コーヒータイム中など、一瞬で脳や感情を整えるなら第1の方が向いている。もちろん第1も長時間でも問題ない。

第2の方は、より長時間の集中、より深い瞑想に向いている。その時に自分が選択できる方で行うことをおすすめする。

基本的には上記の通りだが、第1と第2、どちらかが優れているというわけではなく、その時に自分が集中できる方で行うことをおすすめする。第1の方が集中できる時もあるだろうし、第2の方が集中できる時もあると思うので、その時にあった方を選ぶ。

ただ、始めたばかりの人は最初は第1から行うことをおすすめする。その理由としては、呼吸の流れをイメージをするという感覚やコツをつかみやすいと思うためである。

私が伝えている方法以外でも自分に合う方法があればそれでいい

もちろん、他の瞑想で集中できるものがあればそれで良い。

とにかく、何かに意識を集中させ脳の信号を落ち着かせるというのが目的。

なので、例えば目の前に月の絵を置き、それを見続け、意識をそこに集中させるという方法もありだ。この方法は空海が行っていたと言われている。

歩きながらできる瞑想もある。歩く時に自分の足から伝わってくる感覚に意識を向けながら、”今、地面の感触を感じる”と心に思い、足先の感覚を感じながら歩行するという方法だ。

とにかく、”ここにない”意識を”ここ”に戻し、自分の感覚に意識に集中することで不思議と不安感や脳のストレスは薄まる。そして脳や体の電気信号を落ち着かせることが、瞑想の現実的な目的のひとつである。

瞑想はあらゆる人にとってメリットとなり、人を重さから解放し、エネルギーを整える

もちろん瞑想は、ストレスを感じている人だけでなく、どんな人にとってもメリットがある。日常的なメリットとしても、集中力を保てる脳を作っていける。瞑想をしていくことで、ちらばったエネルギーや感情を整えていける。

仏教の瞑想というのは、言い換えると、現代科学のない時代に身を持って開発されてきた、人間の電気信号の波長を整えるための手法という側面もある。

現代では、瞑想が脳の扁桃体(情動、感情、恐怖、怒り等)などを小さくするということもわかっている。

瞑想というのは、ちゃんと実践していくことで日を追うごとに効果がある。効果が出始めるのにはタイムラグのようなものがあるのが、実践していくことで脳のクセを変えていくことができる。

自分で自身を救う

脳が作り出す幻想、マジックに惑わされず、本来の自分の心が望んでいる行動を行っていけるように整えていく。軽やかな自分を取り戻していく。

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